Comic1☆2での疾走は何故起きたのか。

 入場時の一般参加者の疾走が随分ひどかったらしい「COMIC1☆2」。原因はなんだったのかとつらつら考えるに、「行くべきサークル」の見解が配置担当者、現場スタッフ、一般参加者の三者について完全に一致してしまったのが原因ではないかと考えます。

 配置担当者は通常、混雑しそうなサークルについては列を作りやすいように、外周や島端に配置して、周囲のスペースを開けておくものです。脇(両脇が望ましいが、片脇でも良い)のサークルを事故用スペースとして開けたり、あまり人が来そうにないスペースを充てたりします。

 また、現場の担当者は一般参加者の行きたいところに速やかに案内しなければなりませんが、一般参加者から質問やクレームが来にくいように(質問するまえに行きたい場所を)、人の来そうなスペース(外周であることが多いです)には行きやすいように誘導します。場合によっては(更衣室、トイレなど)随時アナウンスします。

 熱心な一般参加者は事前にカタログ、パンフレット等を入手した場合は、行きたいスペースの場所の目星をつけておきます。

 これら3者の「行くサークル」が完全に重なってしまった場合、「一般入場者が行列サークルに脇目も振らず突進する」という結果になります。オンリーイベントで有名サークルが1ヶ所だけ、という状況が一番わかりやすいでしょう。

 配置、スタッフ、一般の誰もが高練度な結果、まったく無駄のない入場行動になってしまったのだと思われます。

対策としては、
・複数入り口からの入場にして、特定のスペースへの到達時間をずらす。
・当日スペース変更(トラックヤード等に)

ぐらいしか思いつきませんが、当然既にやってるんだろうなぁと考えたり。ローリングスタートは、あの規模だとおっかなくてできません……。

そういえば、見本誌の寄贈問題は、見本誌提出時に封筒に「×」を書いたものについては、提出しない方向で一旦収まったようです。市川さんちの倉庫が心配ではありますが。