ウガンダ・トラ氏亡くなる。

ウガンダ・トラさん死去…デブタレの先駆け(サンケイスポーツ)

 元コミックバンド、ビジーフォーのドラマーで巨漢タレント、ウガンダ・トラ(本名・佐藤信一郎)さんが5月31日午前5時30分、都内の病院で死去したことが1日、分かった。55歳だった。死因は不明だが、所属事務所によると、体重約115キロのウガンダさんが以前から患っていた糖尿病、心臓病などの持病が悪化したようだ。同事務所によると、足元がおぼつかない状態になったウガンダさんは、先月10日に入院。その後も足が思うように動かず、本人も覚悟を決めていたという。平成6年に結婚した15歳年下の悦代さん(40)とは最近離婚したようで、最期は実弟に見守られ静かに息を引き取った。
ウガンダさんは、ウガンダ共和国のイディ・アミン元大統領と顔が似ていたことから芸名を付け、昭和52年にグッチ裕三(56)、モト冬樹(57)らとビジーフォーを結成して人気に。58年に解散後は、デブキャラタレントの先駆けとしてソロで活躍。カレーライスを食べるスピードが速く、「カレーライスは飲み物」と答えて笑いをとっていた。遺作は、9月公開の映画「ロックンロール★ダイエット!」(元木隆史監督)。同作に主演した俳優、嶋大輔(44)は、突然の悲報に「信じられない」と絶句し、「(今年2月の)現場では体調を崩されている様子はあったのですが、ご本人は元気で、主治医に任せているから大丈夫といっていたのですが…」としみじみ。共演の三原じゅん子(43)も「今回の映画の公開をご一緒できなかったことが残念」と言葉を詰まらせた。通夜は3日午後6時から、葬儀・告別式は4日午前10時から東京都港区南青山1の26の1、教運寺で。喪主は実弟の佐藤昭二(さとう・しょうじ)さんが務める。グッチ裕三モト冬樹も参列予定。

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 ウガンダ・トラさんが亡くなられました。ウガンダ出身でないということを知った後でも、その風貌からきっとハワイかどこかの出身なのだと信じて疑っていませんでした。本名は意外と古風な名前でした。ところで、この手の記事で必ず「カレーは飲み物」エピソードが出ていますが、私がウガンダさんの逸話で一番衝撃を受けたのはその類稀な童貞喪失エピソードでした。
 ウガンダさんが小学校高学年の頃、従姉がウガンダさんの童貞を無理やり奪った挙句、怖さで泣きじゃくるウガンダ少年に「しょうがないなあ、これやるから」と従姉に50円玉をつかませたという、少年の貞操を従姉に50円で買われてしまう壮絶なエピソードです。深夜のトーク番組で聞いて唖然としたおぼえがあります。
 勿論訃報記事で不謹慎だということなのでしょうが、エンターティナーの方は実は不謹慎なエピソードに事欠かない(そしてそれは現在の基準では放送できない)、そしてそういったバックグラウンドこそが芸を強くしているように思います。